夢だ。
夢であってくれ。

なんだよ、これは。

目の前で繰り広げられているショーは酷いものだった。

最愛の……最愛の妻が他の男に媚を売っている。
それも全裸で、だ。

なんなんだ、なんだよ、いったい。
嘘だ。
これは現実じゃない。
現実であってたまるか!

なんで身体が動かせないんだ!
声もでない!

クソ、クソ、なんでだよ!

「おや? どうやら旦那さん、気づいたみたいですよ」

男が酷薄な笑みを浮かべた。
痩せぎすで、取り立てて格好良い訳でもない。
雰囲気的には一昔前の文学青年みたいだ。
良くも悪くもない、一見すると特徴がないといった風体をしている。

「ねぇそんなことより続きしましょうよ」

アオイは熱にでも浮かされたような顔で男を見た。
色白のアオイの肌がほんのりと朱に染まっている。
興奮しているのだろうか。
こちらをチラリとも見ない。

「アオイさん、良いんですか? 旦那さんの前ですよ」
「だから、別に言いってば。そんな男放っておきなさいよ」
「これはこれは、旦那さんをそんな男呼ばわりですか?」
「だって、そうだもん。わたしにとって大事なのはあなた、あなただけよ」

科を作ってアオイは男の胸に顔を埋めた。
夫婦で選んだベッドの上で、アオイが他の男に抱かれている。

なんでだ。
なんでこんなことになっているんだ。

クソ!
目の前にいる男を今すぐにでも殴り倒してやりたい。
しかし、どんなに身体を動かそうとしても、金縛りにあったようにピクリとも動かない。


photo-018_009



「アオイさん」
男がこちらをちらりと見た。
「どうしたの?」
「ボクはねえ、こう見えても寂しがり屋なんですよ」
「何をさせたいの?」

ふふ、と男はわらった。

「旦那さんの前で誓いのキスをしてくれませんか?」

な!?
この男は何を言っているんだ?
もちろん断ってくれるはずだ。
アオイ、断ってくれ!

「口にじゃありませんよ、コレにです」

妻であるアオイの前に、ボクのとは比較にならない立派なペニスが差しだされた。
ぼってりとした重量感のあるそれは勃起していないにもかかわらず、勃起したボクのモノと遜色ない大きさだ。
暗紫色をした亀頭に、アオイの唇が近づいていく。

やめろ、アオイ!
やめてくれ!

「もう。そんなことさせたいんだ」

少しだけアオイはこちらを見た。
その顔はボクが見たことのないアオイの顔だった。

「誓ったら、してくれるの?」
「ええ、約束しますよ」
「いっぱい愛してくれる?」
「もちろん」

そう、とアオイはこちらに形の良いヒップを向けた。
既にアオイの秘書はとろとろに湿っている。
太ももにまで透明な雫がたれていた。

「私は……」

アオイ、やめろ!
やめてくれよ!



photo-032_006

「誓います。わたしはこのおちんぽ様の肉奴隷となることを誓います」

なんでだ?
アオイ?
やめろよ、やめてくれよ!

結婚式での誓いのキスが頭をよぎる。
あの時、アオイは同じ唇でボクと永遠の愛を誓ったはずなのに。

やめろ、アオイ、やめてくれ!

ぼってりとして重量感のある男の亀頭に、アオイの唇が触れた。
ちゅと吸いつく音が聞こえる。

アオイ……。

「生涯このおちんぽ様に服従いたします」

キスと言うよりは、口の中に含むようにしてアオイは、もう一度口づけをした。

やめろよ。
なんでだよ、アオイ。
アオイ!

声にならない声で叫ぶ。
いや、実際には叫ぶこともできない。
自分が愛した女をいいようにされて何もできないことが怒りに変わる。
今すぐにでも、あの薄ら笑いをうかべているヤツを叩きのめしたい。
しかし、指の1本すらまともに動かせないのだ。
無力感が募っていく。

ちゅぷ。ちゅぱ。れろ。ぺろ。

アオイは男のペニスにむしゃぶりついていた。
アオイの奉仕によって、男のペニスは凶悪な姿へと形を変えていく。

デカくて、太い。
大蛇のようなそれにアオイは口を目いっぱい開けて、口に含む。

じゅぷじゅぷ。じゅぽじゅぽ。

卑猥な音が部屋に響く。
時折、喉の奥をつかれるのか、アオイは苦しそうに呻きながらしゃぶる。
こちらからアオイの顔は見えないが、それでも喜んでいるのがわかった。
アオイの秘裂は先ほどよりも、潤いを増しているからだ。

ぬぽぬぽぬぽっとアオイが涎をたらすのも構わずにしゃぶる。

そして、我慢できなくなったのか、空いている手でアオイは自慰を始めた。
指先をたっぷりと湿った肉ヒダの中に入れて、かきまわす。
それだけでぐちょぐちょとした淫靡な音が響く。

ショックだった。
ボクのモノを舐めても、アオイはあそこまで濡らしたりしない。
そもそも、フェラチオをしてくれることさえ、滅多にないのだ。
アオイが苦手だと言っていた、フェラチオをあんなに積極的にするなんて。
嫉妬だろうか、それとも失望だろうか。
胸の奥がぎゅうとしめつけられるように苦しい。


photo-026_010


「飲んでくれますか、アオイさん」

イヤな予感がした。
ボクは一度だって、アオイの口に出せさてもらったことがない。
ましてや飲んでもらうなんてことは論外だ。

「ねぇ飲んでくれますよね?」

男はこちらを見て、にやり、とゆがんだ笑みをうかべる。

アオイ、やめろよ。
もうこれ以上はやめてくれ!

ボクの願いは虚しくも裏切られる。

「飲まふぇてくらさい。わらしのうぉくりの中で、ザーメン発射しふぇください」

しゃぶり続けながら、アオイは懇願した。
目の前が真っ暗になるような絶望感があった。

「そうですか。でも、旦那さんに悪いんじゃないですか?」
「もう、らからあんら男はろうれもいいんれふ」

アオイは丹念に男のペニスを舐めあげていく。

ちゅぷちゅぷ。
れろれろ。
じゅるじゅる。

その行為は男の巨大なペニスが自分の物であるとマーキングしているように見えた。

「そろそろ出しますよ」

と、男はアオイの頭を抑えて自分から腰を使った。
まるで、アオイの口をオナホール代わりにしているかのようだ。

うっうううとアオイの口から苦しそうな声が漏れた。
しかし、それは歓喜の声だったようだ。

アオイは男にいいようにされながらも、自慰行為をやめない。
いや、やめないどころか、さらに指を激しく、大きく突き入れていく。

男の腰が小さく震えた。
と同時に、んぐんぐというアオイが喉を鳴らす音が聞こえる。

アオイの股間から透明な液体が飛び散った。
潮を吹くというやつだろうか。

ビチャッビチャッと下品な音を立てて、アオイの潮がボクの顔にかかる。

うああああああああああああああああああ!
アオイ、どうしてだ!
なんで、なんで、なんで!

屈辱だった。
ボクはアオイをそんな風にイかせたことがないのに。
どうしてだ、アオイ、アオイ!

男が途中でペニスを引き抜いた。
アオイの顔に精液をぶちまけていく。
それをアオイは何も言わずに受け止めていた。

「ふぅ」

と男が一息つく。
その精液の量も尋常ではなかった。

アオイは顔にこびりついた白濁液を指で口に運んでいる。


photo-024_010


「アオイさん、こちらもきれいにして下さい」

男は腰を突きだす。
精液を出したはずなのに、男のモノは硬さを失っていなかった。
天を衝くような逸物にアオイは舌を絡めて、丁寧に舐めしゃぶっていく。

「んっんっん」

アオイは男のモノを清めていく。

「ねぇもういれて欲しいの」

アオイは男に媚を売るような声で誘う。

「ほら。もうぐちょぐちょなの。準備できてるわよ」

アオイは男に向かって、尻を突きだす。
ボクの方にアオイの顔がむいた。

いつもと変わらないアオイの顔。
だけど、それは違うんだ。
アオイはボクを見ていない。

「どう? とろっとろの人妻まんこよ、あったかくてぎゅっとしまって気落ち良いわよ」

アオイの言葉が信じられない。
いやらしい言葉を使って、自分から男を誘うなんて。
なんでボクにはしてくれなかったんだ。

「ねぇほらぁ」

アオイが指を回して、性器を開けているのだろう。

「いいんですか、旦那さんの前ですよ?」

白々しい。
結果がわかって言っているのだ、この男は。
ボクに見せつけているだけだ。
そして、それはアオイも理解している。

ぬちゅぬちゅと粘液の音が響く。

男が小さく腰を使っているところをみると、アオイの入口にこすりつけているのだろう。

「いいの! 御願い、はやくいれて! いれてください!」
「もっとおねだりしてくれませんか?」
「アオイの、アオイのいやらしいおまんこにいれてください! そのぶっといおちんぽ様をとろとろになった人妻まんこでしごきあげますからああああ!」

アオイの言葉に男は満足したのだろう。
にたりとしたは虫類のような、いやらしい顔になった。

「旦那さん、じゃあ奥さんの中にお邪魔します」

殺してやりたい。
どうなっているのかは知らないが、ボクが動けないことも男は知っているのだろう。
だから、余裕をみせているのだ。

ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。

アオイ、なんでこんなことになってるんだよ!

ずぶり、と音がするようにアオイの腰を掴んだ男が挿入した。

じゅぷううううう。

淫猥な音が響いた。

「あっっっああああああああああああああああああああ」

それだけでアオイは絶頂に達しようだ。
背筋を反らせて、絶叫する。
その顔は恍惚に染まっていた。

あ、アオイ……。

アオイは半ば口を半開きにして、涎を垂らしている。

そ、そんなに気持ち良いのか。

アオイ…...。

みじめだった。
ボクとのセックスでアオイがあんな顔を見せたことはない。
あの男はたったのひとつき、いれただけであの顔を引き出したのだ。
男として情けないという重いが去来する。

胸の中心にくさびでも打たれたかのように、痛みが続く。

アオイ……アオイ……。

「アオイさん、まだいれただけですよ」
「わかってる、わかってるけどおお、気持ち良いの! ねぇもっと動いて」
「わかりました。仕方ないですねえ」

男はゆっくりと腰を動かし始める。

ぬぷう、ぬぷう、と音が聞こえた。

ぐちゅぐちゅ。

「あっあっあああ! しゅごい、しゅごいの」

アオイは腰を震わせて、苦悶の表情をうかべる。
想像もつかない快楽がアオイを苦しめているのだろう。

「ほら、アオイさん。旦那さんを見て下さいよ」

その言葉でアオイはボクを見た。
まるで目の焦点があっていない。
顔を赤くさせて、とろけた目でアオイは妖しい笑みをうかべた。

「あら。なにそれ」

嘲笑をするような声だった。

「あなた、どうして勃起してるのよ?」

そう。
勃起している。
身体は動かせない、声も出せない。
でも、勃起はしていた。
いつからかは解らない。
しかし、アオイと男のセックスを見て、勃起してしまったのだ。

「自分の奥さんを寝取られて、おちんちんたっちゃうなんてどういうこと?」

わからない。
アオイはボクを見下すように見る。

「うふふ。それにしても粗末よね。勃起してもそのサイズだなんて、恥ずかしくないの?」

アオイがやっとこっちを見てくれた。
ボクに意識を向けてくれた。
それが嬉しかった。

「何とか言いなさいよ。情けないんだから」

言葉が出せないんだ。
話そうとしても、どうにもならない。

「んんんあああああああああああああああああああああ」

男がまた深く衝いたのか、アオイは全身を痙攣させていた。

しばらく動きを止めていたアオイが男に顔を向けた。

「ステキ。あんな粗チンじゃ1回も気持ち良くなれなかったの」
「アオイさん、旦那さんのモノも抜いてあげたらどうですか?」
「イヤよ、触るのもイヤ! 本当は見られているのだってイヤなのに」
「どうしてですか?」
「下手なのよ、痛いし、早漏だし、小っさいし、いいところなんて1つもないわ。そのくせ矢鱈と回数だけ求めてくるのよ、わたしを気持ち良くさせたことなんてないくせに!」
「そうなんですか? では、旦那さんとボク、どちらが良いです?」
「比べるまでもないわ、あんな男とはもう2度とセックスなんてしないから! わたしにはあなたがいるの。あなただけ、あなた専用のおまんこよ、処女もあげたかったけど」
「かわいいことを言いますね。だったら、もう1度宣言して下さい。旦那さんじゃない、僕のモノだと」
「何回だって言うわ、わたしはあなたのモノです。あなた専用のオナホールです。いつでもどこでも好きな時に、わたしのおまんこを使って射精して下さい。孕ませ、種付けなんでもして下さい」

男は体位を変える。
アオイの膣に男のペニスが入っているところをボクに見せつける体位だ。
対面座位となって、アオイの尻肉を横に広げる。
肉ヒダが巨大なペニスをくわえこんで、拡大しているのが丸見えの状態になった。

ぬちゅうううう。

と男が深く腰を刺し入れる。

「あああああああ、気持ち良いのおおおおおおおおおおおおおおおお」

男はアオイの腰を手で支える。
アオイはのけぞるようにして快楽をむさぼっていく。

ちゅむ。ちゅむ。じゅる、れろ。

アオイの方から男にキスをしていた。
むさぼるような深い深いキスである。
舌と舌を絡めあい、男の唾液を啜っている。

じゅるじゅる、と音を立てて、アオイは腰を振り続けていた。


050-1



「しゅごいしゅごいの、さっきから、イきっぱなしなのおおお」

ずむずむ、とリズム良く男はアオイの中を蹂躙していく。

「しゅき、しゅき、しゅき、しゅき、愛してる愛してるわ」

むしゃぶりつくように2人は情熱的なキスを交わす。
そこは2人だけの世界だった。

ボクは最早何も思わなかった。
思考を放棄したと言っても良いかもしれない。
何かを求め、訴えることをしてもムダだ。
ただただ嵐が過ぎていくのを待つように、震えて身を縮めるだけだ。

ぬっぽぬっぽ。
じゅくじゅく。
じゅちゅじゅちゅじゅちゅじゅちゅ。

目をそらすこともできない、耳を塞ぐこともできない。
しかし、ボクの脳がこの凄惨な光景をシャットアウトしだした。

「もっと、もっと衝いてえ、おまんこ奥までえぐってええええ」
「そう、しゅごい、気持ち良いよ」
「アイツのじゃ届かないところに届いてる」
「きしゅ、きしゅしてるの、おまんこの奥でおちんぽ様がきしゅしてりゅううう」

ぬりゅにゅり。
じゅふうじゅふう。

「中、中に下さい」
「ご主人様のザーメン、中だしして下さい」
「あいい、イックウうううううううううううううううう」

腰が震えていた。
どうやらボクも射精したようだ。
あいつの射精に比べたら、ちびったようなものだ。

はは。
あははは。

なんで、だ。
どこからこうなった。
アオイはいつから。

ボクは……ボクは……。


気がつくと、ボクはベッドで寝ていた。
いつも通り、何も変わったことはない。
手が、身体が動く。
あ、あ、と声も出してみる。
変わったことはない。

あれは夢だったのか。

なんだ。
どうなっているんだ。

と、パンツに違和感があった。
手で触れて見ると、ぬるりとしていた。
夢精していたのだ。

え?
まさかあんな夢で夢精したのか。

「アオイ、アオイ!」

アオイを呼ぶ。

「どうしたの?」

アオイもまた変わらなかった。
いつもと同じ笑顔をボクに向けてくれている。
無性にいとおしくなって抱きしめた。

アオイの匂いしかしなかった。

「急にどうしたのよ? あ、怖い夢でも見てたんじゃない? なんだか魘されてたわよ」

何も言わずにアオイの胸の中に顔を埋めた。
あたたかくて、やわらかい。

「もう。甘えん坊なんだから、子どもがいたら笑われるわよ」

と、言いながらアオイは頭を優しくなでてくれた。
バカだと思う。
あんな夢を見た後なのに、こんなことで気分が落ちついてしまうのだから。
つくづく男はバカにできている。

「はい、おしまい。顔洗ってきて。ご飯の支度はできてるから」

アオイの言葉通りに、洗面所へと向かう。

「ふふ」
と、アオイは微笑んで、キッチンへと向かう。
旦那には見られないところで、下着の中に指を入れた。
自分の秘裂から、とろりとした精液が流れてくる。

それをぱくりと口に含んで、切なそうに言う。

「ご主人様……」




人妻アオイの場合      了








アダルトブログランキングへブログランキング【ブログの惑星】